黒ユリのタンゴ

「やっと、終わった・・・」

朝の緊張からか、ドッと疲れが出る。


私と神田君も、思わず見合わせてにっこりする。

「よかったねえ。無事におわって・・・」

「ほんと、どうなることかと思ったよ」



「若干近くで、揉め事が起こってるけどね」




神田君と見ると、光永先輩が筧先輩にかみついているところだった。


なんだかんだで、悪いコンビじゃなかったみたい。



ほっとした空気を断ち切るかのように、ボスが私たちにこう告げた。




「さて、そろそろ説明をしなきゃね。

何が起こって、何が起きなかったのか」