黒ユリのタンゴ

まずはこちら、と促されて『暁』のコピーを読む。

いずれもうちの文芸部の投稿らしい。

光永先輩や浜田先輩の文章もあった。


「こうしてみると、やっぱり浜田先輩って才能あるわね」

まだ数人の文章しか読んでいないが、素人にも分かる。


「うん。評価もダントツだったみたいだね」


・・・けっこう人数いるのね。

意外と根気がいりそうだ。



二人で黙々と読み進めるうちに、ある文章に目が留まった。


「ねえ神田君、これって・・・」


その文章には「脅迫」という文字が入っていた。