夏の事。

「タケル、どうしたんですか?」

あかりは、タケルの父にそう聞いた。

タケルは3日前から全く顔を見せなくなった。

早朝の仕事もタケルが一緒に作業をしていた筈なのに、今はタケルの父と行ってる。


「…んー、謹慎中?」


苦笑いをしながらそう答えたタケルの父。


「ちょっとさ、仕事中やらかしちゃったんだよね。

一日でも物流に出せなかったら、それだけで経営傾くから。

だから、落ち着くまで、少し離れろって言ったんだ。」


「タケル、何やっちゃったんですか?」

あかりはタケルの父にそう聞く。

「タケルの名誉の為に何やらかしたかは言わないけど、あいつ、仕事中もボケーッとしちゃってて、ここ一週間大変だったんだ。
だから、ね。」


はぁっとため息をつきながら、タケルの父はそう言った。


「何あったんですかね?」

あかりは缶コーヒーを飲みながら、タケルの父にそう問う。


「それが、分からないんだ。
俺らも聞いてるんだけど、押し黙っちゃって…。
良かったらあかりちゃんも聞いてみてくれないか?」


タケルの父はそう言った。


タケルの様子に心配になったあかりは


「わかりました」とタケルの父に言った。