夏の事。

何度も言うが曲がりにもタケルは今時の男子高生。


ここは草食男子の様に、表情を変えず、


「元気だったか?」


とか声を掛けるのが無難だったのかもしれないにも関わらず。


やっぱり気が動転していたらしい。


一方、見知らぬ男の子に気安く抱き着かれ、ポンポンと肩を叩かれ、そして良く分からないことをぬかされたあかりは

わなわなとわなめき……



「きゃぁぁぁぁぁ〜!!!!」


バシーンとタケルの頬に


………季節外れの大きなもみじを散らしていた。