夏の事。

「…………ッ!!」

「ふふッ。
やっぱりそこで押し黙るんだよねぇ。
あかね、そんなのお見通しぃ〜」

あかねは人差し指で、あかりの鼻をグニュッと潰した。


弱みを見つけたかったから一緒にいてくれたの?

嫌いで仕方がなかったから、一緒にいてくれたの?


どうしてもあかりには信じられなかった。


「あ、あとねぇ〜、あかりに非通知の電話とか、変な電話とかするの仕向けたのもあかねだからぁ〜。

結構ブルってたよねぇ。

授業中。」


「な、なんでそこまで…ッ!!」