夏の事。

精神的に追い詰められたあかりは
まだ尚アヤトの事を信じたかったため、またアヤトの部屋に来た。

(あの時はあんな風に言っちゃったけど…。
冷静に話せるよね…?)

ガチャ…バタン…。


茶の間に通じる通路に歩を進めると
あかりは目を見張った。


「あ、あかね………」


「ハァン…アァン……」



激しく動いているアヤトの下にいるのは


正真正銘


あかりの親友のあかねだったからだ。


アヤトの下にいるあかねは、あかりに気付き、ニヤッと笑った。

そして、


さっきよりも大きな声で

「アンッアンッ」

と、アヤトの動きに合わせ啼き始めた。


アヤトは気持ち良さに集中しているのか、部屋にあかりが入って来たのに気付かない。

あかりは

ツカツカと入り、その情事を辞めさせることは出来ず

どうしたら良いのか分からず、何も言えずに、


バタンッ!!


アヤトの家の玄関を開け、パタパタパタパタ………ッ!!



走り出していた。


あかねの喘ぎ声は、ぐるぐると、あかりの頭を渦巻き、現実として受け入れられなかった……---。