夏の事。

「仮にこの写真があったとしても俺疑っちゃうし。

だって、お前、あかねと良く遊び行ってたろ?
ホントに俺の子?」


「そんなっ!?アヤト以外の男と遊んだことないよ?」


「そんなの知らねーって。

他の男と遊んでたって、うまくちょろまかすこと、お前出来るだろ?」


「…そんなっ!出来ないよ!!」


「…こんな気持ち悪い写真見せといてよ。

ホントに俺の子なのかも分からないし、目障りだから帰ってくんねぇ?」


「…何言ってんのよ!!
これあんたと私の子だから…」


「あーハイハイ分かりました。

もう二度とここにくんじゃねーぞ。

マジうぜぇ。」


そう、あかりに背を向け、頭に手を付け寝転んだアヤトに


あかりは衝撃を受けた。

そして…

「アヤトの嘘つき!いっつも結婚しようねって言って…」


「お前そんなの信じてたんだ…」


あかりの言葉をかぶせたアヤトはこうも言った。


「わりぃけど、お前と結婚なんて望んだ事一度もねーから。」


笑いを噛み殺して言うアヤトを見て、あかりは怒りが込み上げて来ていた。

「アヤトのバカ!さようなら!!」


バタン…ドンッ。

バタバタバタバタ…。


あかりは、こないだと同じ様に、薄ぐらい廊下を走り出していた。