「な、何でもないよ!?
露出狂は気にしないで!」
あたふたしながらそう質問に答えると苦笑された。
「何でもないのに露出狂って言葉は出て来ないと思うけど?
まあ、言いたくないなら言わなくても良いよ。
話したくなったら話して?」
ごめんなさい、雪お兄ちゃん。
話したくなることはたぶん無いです。
「雪お兄ちゃんはどうしたの?
私に用事があったみたいだけど。」
「あぁ。
これ渡そうと思って。」
そう言って手渡されたのは革紐のネックレスだった。
「かわいい!
ピンク色の石?」
ひらべったい雫型をしていて手触りがさらさらスベスベ。
「石じゃないんだ。
シーグラスって知ってる?」
「シーグラス?」
「そう。
ビーチグラスとも言うみたいだけど、要するにガラスなんだ。
海に捨てられた瓶なんかが割れて長い年月をかけて削られてこんな風になる。
白とか茶色は大きいのも結構拾えるんだけどピンク色でこの大きさは珍しいんだ。
それと一つ特徴があって…ちょっと貸して?」
ペンダントを渡すと雪お兄ちゃんはペンダントトップに持っていた水を掛けはじめた。
「なにしてるの?」
「はい。
もう一度観てみて。」
「?
あ、透けてる!綺麗!!」
「そう。
表面が削れて霞んでいたのが、水に浸けると透けてガラス本来の色になるんだよ。
で乾くと元に戻る。
聖歌こうゆうの好きだろ?」
月明かりにかざすと一段と綺麗に輝いた。
「うん、大好き。
色といい形といいお伽話の人魚の鱗みたいだね。
素敵。」
「気に入ったみたいで良かった。」
「ありがとう、雪お兄ちゃん。
大切にするね!」
横を見ると雪お兄ちゃんの顔がすぐ近くにあった。
口の横に柔らかい感触のものがあたる。
「!?」
キスされた!?
「本当は口にしたいけどまだ言ってないし、返事聞いてもいないから。
聖歌のことを愛してる。
もっと近くで守りたいんだ。
俺の彼女になってくれないかな?」
露出狂は気にしないで!」
あたふたしながらそう質問に答えると苦笑された。
「何でもないのに露出狂って言葉は出て来ないと思うけど?
まあ、言いたくないなら言わなくても良いよ。
話したくなったら話して?」
ごめんなさい、雪お兄ちゃん。
話したくなることはたぶん無いです。
「雪お兄ちゃんはどうしたの?
私に用事があったみたいだけど。」
「あぁ。
これ渡そうと思って。」
そう言って手渡されたのは革紐のネックレスだった。
「かわいい!
ピンク色の石?」
ひらべったい雫型をしていて手触りがさらさらスベスベ。
「石じゃないんだ。
シーグラスって知ってる?」
「シーグラス?」
「そう。
ビーチグラスとも言うみたいだけど、要するにガラスなんだ。
海に捨てられた瓶なんかが割れて長い年月をかけて削られてこんな風になる。
白とか茶色は大きいのも結構拾えるんだけどピンク色でこの大きさは珍しいんだ。
それと一つ特徴があって…ちょっと貸して?」
ペンダントを渡すと雪お兄ちゃんはペンダントトップに持っていた水を掛けはじめた。
「なにしてるの?」
「はい。
もう一度観てみて。」
「?
あ、透けてる!綺麗!!」
「そう。
表面が削れて霞んでいたのが、水に浸けると透けてガラス本来の色になるんだよ。
で乾くと元に戻る。
聖歌こうゆうの好きだろ?」
月明かりにかざすと一段と綺麗に輝いた。
「うん、大好き。
色といい形といいお伽話の人魚の鱗みたいだね。
素敵。」
「気に入ったみたいで良かった。」
「ありがとう、雪お兄ちゃん。
大切にするね!」
横を見ると雪お兄ちゃんの顔がすぐ近くにあった。
口の横に柔らかい感触のものがあたる。
「!?」
キスされた!?
「本当は口にしたいけどまだ言ってないし、返事聞いてもいないから。
聖歌のことを愛してる。
もっと近くで守りたいんだ。
俺の彼女になってくれないかな?」

