夏に近づくにつれ私の行動時間は短くなる。
夜でも出歩く人数が増える上に肝試し集団が現れて私の平穏を乱す。
夏の外出は命取りに成り兼ねない。
もう少ししたら私のオアシスはしばらく休業だ。
また私の教育方法の話にいつの間にか戻りしつこく論争を繰り返す二人をぼんやり観ながら思った。
(夏なんて来なければいいのに…。
そうすれば私の大好きで大切な時間が増えるのに。)
いつの間にかうさぎを含めたこの空間が私の宝物になっていた。
私は元々、夏が嫌いだけど今年は尚更強く感じる。
私の存在を認めてくれるこの空間を奪わないで…。
「どうしたの?
元気無いみたいだけど。」
「ん~。
もうそろそろ出歩く事が出来なくなるな~って。
私、夏の間は昼夜関係なく出歩かないの。
貴方みたいなのが増えるからね。」
「あぁ、肝試しとか心霊検証?」
「それもあるけど暖かくなると増えてくるだろ?
ちょっと、いろいろと危ない人達が。」
「雪夜さん、それって俺の事変質者って言ってる?」
「お!今日はずいぶん冴えてるな~。
もう椋兎の脳レベルは減退の一途を辿っているのかと思っていたよ。
いや~よかったよかった!」
「人の脳みそ勝手に退化させないで下さい!」
「あはははっ!」
「聖歌も!
笑ってないでフォローするなりなんなりしてよ!」
「だってフォロー出来ないんだもん!」
「酷っ!!
本当、この兄にしてこの妹ありって感じだな~。
友達がいのないやつ。」
少しむくれながらも、やっぱりうさぎも楽しそうなのでこんな事も言えてしまう。
ちょっと前の私からは想像出来ないほどの変化をうさぎはいともたやすくもたらした。
この人達と一緒にいれるなら夏も楽しいのに。
そんな事を考えているうちにこの日はお開きになった。
夜でも出歩く人数が増える上に肝試し集団が現れて私の平穏を乱す。
夏の外出は命取りに成り兼ねない。
もう少ししたら私のオアシスはしばらく休業だ。
また私の教育方法の話にいつの間にか戻りしつこく論争を繰り返す二人をぼんやり観ながら思った。
(夏なんて来なければいいのに…。
そうすれば私の大好きで大切な時間が増えるのに。)
いつの間にかうさぎを含めたこの空間が私の宝物になっていた。
私は元々、夏が嫌いだけど今年は尚更強く感じる。
私の存在を認めてくれるこの空間を奪わないで…。
「どうしたの?
元気無いみたいだけど。」
「ん~。
もうそろそろ出歩く事が出来なくなるな~って。
私、夏の間は昼夜関係なく出歩かないの。
貴方みたいなのが増えるからね。」
「あぁ、肝試しとか心霊検証?」
「それもあるけど暖かくなると増えてくるだろ?
ちょっと、いろいろと危ない人達が。」
「雪夜さん、それって俺の事変質者って言ってる?」
「お!今日はずいぶん冴えてるな~。
もう椋兎の脳レベルは減退の一途を辿っているのかと思っていたよ。
いや~よかったよかった!」
「人の脳みそ勝手に退化させないで下さい!」
「あはははっ!」
「聖歌も!
笑ってないでフォローするなりなんなりしてよ!」
「だってフォロー出来ないんだもん!」
「酷っ!!
本当、この兄にしてこの妹ありって感じだな~。
友達がいのないやつ。」
少しむくれながらも、やっぱりうさぎも楽しそうなのでこんな事も言えてしまう。
ちょっと前の私からは想像出来ないほどの変化をうさぎはいともたやすくもたらした。
この人達と一緒にいれるなら夏も楽しいのに。
そんな事を考えているうちにこの日はお開きになった。

