「ねぇ、大翔くんって薫の子供なの?」 「……え?」 思わず振り返る。ヒカルが机の前に座ってジッとこっちを見つめていた。 「何言ってんだよヒカル。そんなわけないだろ」 笑って見せるがヒカルはニコリともしない。 そして、ポケットから、くしゃくしゃになった2枚の紙を取り出した。 DNA鑑定書と脅迫めいた置手紙。 棚の奥に押し込んでおいた罪。 それは今、机の上に広げられ、冷たく俺をあざ笑っていた。