「で?2人で何の相談してたのー?」
絵里奈がお茶を受け取りながら聞いた。
「なんでもねーよ」
「あは♪もしかして薫ちん、彼女さんにうちとの関係、疑われてる?」
鋭い。ヒカルが苦笑する。
「そういうわけじゃ…」
「違うんだよー。うち、こーゆーの、よく誤解されるんだけど。
今日ここに来たのはねー、薫ちんにお詫びしようと思って」
「お侘び?」
ヒカルが首を傾げる。
「そう。この間、みんなでクラブに行ったんだけどー、うちの彼氏が酔っ払って、薫ちんのこと殴っちゃったしょー。
今日は彼の代理で謝りに来たの。この間はゴメン。はいコレ、侘びの品」
絵里奈が、紙袋から包みを差し出した。
「え、いいよ。だって俺、結局お前の彼氏、のしちゃったし」
俺は断りながら、内心ホッとした。
もしかしたら、絵里奈はこういう局面には、慣れているのかもしれない。
「でも先に手ェ出したほうが悪いってゆーし、せっかく買ってきたしー」
絵里奈は、断る俺に包みを押し付けると、ヒカルに向き直る。
