* * *



信也が、いかめしい顔をしている。

間違いない。

これはまた、あのプチドッキリだ。

そうに決まってる。


「違う。同じ手を2度も使うほど、オレは残念な男じゃない」

「いや、信じられない。モノを見せてもらおうか」

「ああ。いいぞ」

そう言って信也は、4人分のDNA鑑定書を取り出した。

「……ウソだろ」


俺は愕然とした。