俺は大翔の目や耳にお湯が入らないように、そろりそろりと泡を落とす。
面倒くさ。
だけど、ドアの外からのヒカルの声に励まされる。
「大丈夫?」
「うん。なんか気持ちよさそう」
「よかった。気をつけてね」
「うん。ヒカルも一緒に入る?」
「変態。タオル置いとくよ」
残念。
大翔が俺の腹を蹴る。
「お~い。動くな」
再び蹴られる。
「よーし、やんのかコノヤロー」
俺は片手で小さな首を支えながら、奴の脇の下をくすぐった。
すると、奴は身をよじりながら、
「あっ、あっ、あぇは!」
なんとも言えない声で笑い出し、
連続蹴りをくり出した。
と、うっかり手を放してしまい、
俺の太ももの横へとずり落ちる。
