「お義父さんと、お義母さんは、少し遅れて来るって、さっき連絡があったわ」 お母さんの言葉に、ぼくは首をかしげる。 「おじいちゃんと、おばあちゃん、どうかしたの?」 「ちょっと、電車が遅れてるの。大丈夫。ちゃんと式には間に合うわ」 おじいちゃんとおばあちゃんは、前まで一緒に住んでいた。でも、ぼくらが引越ししてから、少し遠くなった。 2人はとってもやさしかったから、ホントのこと言うと、ぼくは少しさみしかった。 だけど、ぼくには――。