「――ぎゃぁ、おぎゃぁ、おぎゃぁ」 「大翔!」 見つけた! 布にくるまれた小さな体に素早く手を伸ばし、抱き上げる。 軽いのに、ひどく、ひどく、重いもののように感じた。 小さな赤ん坊は、目から涙をポロポロこぼし、グズグズの顔をしていた。 よかった……。 見つからないよう、ここに隠されたのだろうが、おかげで煙を吸っていないようだ。 煙から守るため、俺は自分の上着にその小さな体を入れ、適度に顔を覆った。 急いで教室を出る。 ――だが、