「気をつけて」 コンビニの駐車場で別れるとき、ヒカルが不安そうに俺を見上げた。 「必ず、戻って来て」 「ああ、約束する。必ず大翔を連れて2人で戻るよ」 「……」 「ヒカル」 「何?」 「…いや、そのブローチ、似合ってる」 「……そう、ありがとう」 背を向け歩き出すと、後ろからヒカルが呼び止めた。 「薫……!」 振り返ると、ヒカルが俺を見ていた。 「……今でも」 ヒカルの声が響く。 「今でもあなたのこと好きだから!」 「ああ」 俺は片手をあげる。 「俺も同じ!!」