――5分後。 肩で息をする俺。 周囲には、むさ苦しい野郎共が伸びている。 「薫!大丈夫!?」 大翔を抱いて、ヒカルが駆けてくる。 「酷い傷!立てる?」 「……ああ、大丈夫だ」 ヒカルがホッとしたように笑う。 「よかった。薫って強いね」 「これくらい、朝飯前だ」 そう言って、俺は、傷だらけの顔で、ぎこちなく彼女に笑い返す。