マイベイビー&ハピネス☆


白い石畳に、赤く広がる染み。

小さなうつ伏せの体。

腕が歪に曲がっている。

歩道の人ごみを掻き分け、たどり着いた先。

握っていたおしゃぶりが落ちた。



そんな


こんな、ことが


こんな、ばかな


ありえない、ありえない



不意に、肩を叩かれた。

振り返ると、落としたおしゃぶりが差し出された。



大翔の、ための……


動けないでいると、冷静な声が振ってきた。


「あれはただの人形よ」