「付き合うことに――んっ」
興奮して大きな声を上げる由香の口を慌てて押さえる。
「内緒なんだから!ダメだよ!」
由香にデコピンをする。
「まあみのり、幸せだね。ほんとよかったよ。今日語るよ!」
「…あ、今日はちょっと…」
断るあたしに由香は感づいたのか
「ははーん~そうゆうことね~」
ニヤニヤしながらからかう。
恥ずかしくなって顔をうつむせると
「みのり」
不意に誰かに名前を呼ばれた。
上を見てみると
「早坂くん」
早坂くんだった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…