「――クスッ どうした……?アイ? 俺に会えてそんなにうれしいか?」 ヤツはそう言って あたしの顎をクンッと上げる。 「――…ぁう、……はぁッッ……ぁ、あぁ、ぅ、あ、」 あたしはカタカタ震えてて ヤツの袖の服を掴みたくもないのに、ガシッと掴んでて 見たくもないのにあたしの霞んだ視界に入ってて ヤツはクスクスとあたしを見て嘲笑う。