あたしが見た世界Ⅱ



「久し振り...かな..?」



ソイツはあたしとリュウ兄を交互に見て言った。










「......何の用だ..」



リュウ兄が低く唸るように言った。










「別に?ただ、..」



「「 ――ッ!!? 」」






さっきまで目の前にいたソイツは






「ただ、どんなに強くなったか見に来ただけ....」






あたしらの背中に話かけていた。