【--chain--】



「あ、千種。やっぱりここにいた」


「...流輝か。何だこんな山奥に?」


「アイが居なかったからここに来てみただけ。........お――、やってら、やってらー」


「まだ煌と互角にはやれてないが、だいぶ腕が上がったな...」


「イヤー、流石、俺の妹」


「お前も少しは組手したらどうだ?」


「俺は接近戦向いてないから」


「万が一とかあるだろ?」


「あ――.......。そん時はそん時!!」


「.....で?何の用だ?ただ見に来たワケじゃないだろう?」





そう千種が言うとさっきまでヘラヘラしていた流輝の顔が引き締まった。




「....まぁな..」