それから1週間が経った。





あたしの足は他の傷より深いため治るのが遅くなるらしい。




「――ッ」



歩こうとするがうまくいかない。


「あッ!!!?」


バランスを崩してあたしは前のめりに倒れる。
















――はずだった。




「っと、危なッ」



あたしは隼人に受け止められていた。




……細い腕なのによく片手で支えることができよな……




そんなことを思って隼人をガン見していた。






「ん?あれ、俺の顔に何かついてる?」


「……いや」


「…?

あ。
アイ、歩く練習しようか」



ニコッと隼人は無邪気な笑顔をあたしに向ける
























………まだ、

















馴れないか……

















その綺麗な笑顔に。