「……隼人、」


「ん?」



隼人があたしの病室に来て一時間が経った。



その間
隼人はほとんどそれをしていた。



「それは何だ?」



「…え。アイ、これ見たことない?毛糸♪」



「……いや、見たことはあるが…」




「んじゃ、何?何かあった?」




「…………その、



お前が作っているモノは何だ?」



あたしはビシッと隼人が持っているそれを指した。
















「あぁ、俺が作ってるヤツか!!!!!!」



「…………………」



あたしはコクンと頷く。





「こるはねぇ……ク≪ーーーーーーガラッ




「ナツー―ッ!!!!!!」



「入るでぇー」





隼人の言葉は梨斗と慧が入ってきたことによって聞けなかった。