いつの間にか
目の前に隼人がいた。








「俺はナツと縁絶った気、ないよ?」




そう言って、『ヤレヤレ』と言う風に肩をすくめる。








「俺の許可無しに勝手に消えんじゃねぇよ?」



「...うるさい、帰れ」












隼人達がここに来たことはうれしかった。


だが


ここにいればいずれ皆あたしのせいで死んでしまう。





あたしはそれが怖かった。









隼人はあたしの言葉を完璧無視して続ける。





「それに、言い逃げはズルい」








そう言ってあたしのあたまをポンポンと軽く叩いた。