「ここもあと一年で終わりか…」


「ですねぇ…、この仕事やめられるなんて羨ましいです。」


私は、片手にココアの入ったマグカップを持ちながら喋った。


「まぁ、色々あってよ、お前も頑張れ、辛くなったら真っ先に俺に頼れよ?」


そう言って浅田さんは私の頭を撫でてくれた。


「こんな仕事を頑張れなんて言われても…、これ立派な犯罪ですし…」



「犯罪だとしても、これは与えられた使命なんだぞ!いーから仕事に励め!」


「浅田さんヒドーイ」


「うっせぇ!俺はもう行く!」


「あー、行っちゃうの?」


私はココアを啜った。


「……














この仕事に就いて生きてられる奴なんかいねぇよ…、俺は今からアイツらに殺されに行くのさ…ボソッ」


「え?それって どうゆう…」


「じゃーな!」