「っていうか、どうすればいいの?」
選べと言われても。
「付き合うって言えば、
それだけでいいらしい」
簡単な事だと彼は言った。
「……ゴメンな、面倒かけて」
「今さらだろ?」
彼は笑う。
確かにそうだ。
叩かれるのは、ドアから窓に移動した。
……早いとこどうにかしないと、
これは本当にヤバいかもわからんね。
「じゃあ、入江、俺と付き合って?」
「喜んで」
その返事を聞いた瞬間、
携帯は静かになり、
窓を叩く手も止まった。
「……収まった?」
「らしいな」
ようやく、ほっと息をついた。
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