ドアに顔を寄せて、穴を覗く。
………………。
……何も見えない。
しょうがないので、戻った。
「何も見えなかったー」
「誰も居なかったのか?」
「ううん、真っ暗だった」
「……向こうも覗いてるとか?」
……何それ怖い。
でも、何かが置かれてるのかもしれない。
そう言って、今度は入江が覗きに行った。
「何か見えた?」
「……外が見える」
俺も続いて覗き込むと、
確かに、家の外が見える。
別に今ので実害は無かったし、
何も無かった事にしようと決めた。
「薬の取説読んでるから、
お前はシャワー浴びてこいよ。
少しはマシになるかもしれないだろ?」
そう言われたので、
残りは入江に任せて、俺は風呂場へ。



