「とにかく、降りませんか?」
駅に到着のアナウンスが流れて、
それまで黙っていたもう1人の高校生が言った。
なんか、彼はまともそうだ!
電車を降りると、
他の乗客がまっさきに、痴漢×4を
駅員さんへと差し出した。
その後、俺を指す。
俺が駅員さんの元へと行くと、
高校生たちも後ろを付いてくる。
……写メるのはやめてください!
口に出す前に、
まともそうな彼が止めてくれた。
本当、いい子だな。
「そっか、君が被害者か。
大丈夫かな?」
どこかで休む?と訊かれる。
でも別に大丈夫だ。
それよりも周りからの目の方が痛い。



