ピンポーン


再び、チャイムが鳴らされた。


「はーい?」

「宅配便です」


……また?

とりあえず、ドアを開ける。



「スミマセンもう1個お荷物ありました」

そう言って、紙を出された。

「ちょっと重いので、今持ってきます
 先にハンコお願いできますか?」

「あ、はい。
 ……多分米だと思いますから
 重いでしょう、すみません」

実家からだ。

時々、物凄い量の米を送ってくる。
嬉しいけれど、本当に大量なんだ。


互いに苦笑して、一度ドアを閉める。