「やっぱりか!
お前ら、その人囲んで怪し過ぎんだよ」
1人の高校生が出てきて、
俺と周りの人を離してくれた。
ありがとう!
乗った時に、
サボりかよ。まったくリア充は。
とか思っちゃってごめんね!
高校生への感謝と謝罪を浮かべている内に
他の乗客たちが、逆に痴漢を囲んでいた。
駅についたら、駅員さんに突き出すらしい
予想外に協力的だ。
見て見ぬふりされるのを覚悟してたのに。
……それらも男ばっかなのが気になるけど
でも、女の人は危ないからね!
一人納得していると、
助けてくれた高校生が隣に居た。
「あ、ありがとうございました」
脳内だけでなく、ちゃんとお礼を言おう。
「いえ、大丈夫でしたか?」
笑顔がさわやかな子だ。
きっと君はモテるだろうね、イケメン君!
顔もよし、性格もよし。
きっと今日も何か用事があったんだろう。
もしくは、青春の1ページだから!
先生もどうか大目に見てやってほしい。
「ええ、おかげさまで何ともないです」
そう返すと、
よかった。と、微笑むイケメン男子。



