だがしかし紳士。
俺のパンツが欲しいのだと言う。
しかも脱ぎたて希望。
あ、近くにトイレありますもんね!
………………。
……へ、変態だー!
「いくらでも払いますよ」
呆然としている俺に変態紳士は
そう言って札束をチラつかせてくる。
……正直ちょっと惹かれてしまう。
いや、駄目だ!
いくら金が無くても、売るのは……
売っちゃ駄目だ……ダメっ……!
でもあれ、何枚ぐらいあるんだ……
ヤバい、あれで顔叩かれたら、
絶対決意が揺らぐ。
……でも変態と言えど紳士だから、
そんな事はしないよな。
しないで、しないでくださいね。
頼むから。
逃げ去ろうにも、俺の中の悪魔が
売っちゃえよ!と囁いてきて
足が動かない。
誰か助けて!
俺の中の天使を召還して!
そう思った時だった。



