少し歩くと、通行人が大分少ない道に出た。
駅までは少し遠回りになるけれど、
今は少しでも人の少ない道を歩きたい。
隣には長く、公園の緑が広がっていて
癒し効果も抜群だ。
そんな事を考えていると、
またもや突然、声をかけられた。
「すみません、お急ぎでなければ
ちょっとよろしいですか?」
振り返ってみると、
紳士っぽいおじさんが立っていた。
「……なんでしょうか?」
さっきまでの事があるから、
距離を保ったままで答える。
「大丈夫でしたら、
ちょっとそこまでいいですか?」
彼の指さす先は、公園にある、
この周辺の案内板が建っている。
あ、道を訊きたいのかな?
それなら、大丈夫だろう。
紳士っぽいし。
「いいですよ」
そう返事をして、
2人で案内板の元へと行った。



