「楓ちゃんっこれお願いします」


『はいっ』


「楓ちゃんこれも5番テーブルにお願い」


『はいっ』



今日平日なのになんでこんな混むんだろ~;;
早く来てよかった。
マスター一人じゃ大変だったよ;;



無我夢中で仕事をこなし、店も落ち着いたところで時計を見ると、5時をまわっていた。


《先輩………》




いや…ダメだっ諦める努力もするって決めたんだもん…
今見たらなんかもっと好きになっちゃいそう…



かなわない恋なのに