『忘れる努力はちゃんとする…でも今は…今は…先輩のことただ好きでいたいんだよ…折角吹っ切るチャンスくれたのに…ごめんね美緒っ』


涙を手で拭いながら､途切れ途切れに話す私の手を取って､美緒は優しく微笑んだ。



「言ったでしょ？私は楓の味方だって。私は楓が決めたんなら応援するよ…だから泣かないで？先輩のことは時間が解決してくれると思う」



『美緒…ありがと…』



「ただっ私は楓にすっごい幸せになって欲しいの､あんたは笑顔が一番可愛いんだから!!それだけは覚えておいてね？…まあ…嵐は…ドンマイってことで(笑)」


あはっと笑う美緒を見て"大好きっ!!"と叫んで抱きついた。



美緒…ありがとう…
心から感謝してます。


ずっと私の親友でいてね。