いいかダメかって言われたらダメだけど…… 《美緒が頼みごとするなんて滅多にないし…》 『分かったよ…一回だけなら…』 「ホント!?ありがとうっあいつ喜ぶよっ」 美緒はパッと表情を明るくして、メールを打ち始めた。 そして昼休みが終わり、午後の授業の始まりを告げるチャイムが鳴り響いた。