「あっでも友達と約束してるかな?」 チラッと美緒を見て言う先輩。 『あ…はい…今日は…』 「ぜーんぜん!!いいですよ!!!約束なんてしてません♪」 どうぞどうぞ♪と私の背中をグイグイと押して、美緒は私を先輩に近付けた。 「じゃあ、ごゆっくり♪楓バイバーイ♪」 意味深な笑顔で軽く手を振り、美緒は歩いて行った。 《美緒…ありがとお…》