ーーーーー… 先輩が隣りにいてくれるこの時間が夢の中にいるよう。 先輩とは嫌いな先生。好きな先生。嫌いな教科。好きな教科。誕生日。血液型。身長などいろんな話をしながら帰った。 ひとつ、またひとつと先輩のこを知っていく… もっと…もっと知りたい ギュッとスカートを握り締め、口を開いた。 『あっあのっアドレス教えてくれませんか?』 「アドレス?いいよ」 先輩はそう言って口元に手を当てて、ははっと笑った。