胸ポケットの校章が青だったので彼が先輩であることが分かった。 ちなみに、二年は赤。 一年は緑。 本を棚に戻しながら、横目でチラッと先輩を見る。 先輩は机の上に座り、窓から空を見ていた。 『空…好きなんですか?』 「え?」 恐る恐る尋ねると、先輩は一瞬目を見開き、うん…と優しく微笑んだ。 『私も好きなんです。中学の理科の授業で習った時からすごく興味湧いちゃって…』