ガラッと扉を開けるとすぐ、棚と棚の間に立っている男の後ろ姿が目に留まった。 《……え?》 物音に反応し、振り向いた男は、君も提出物出さなかったの?と言って、ふっと微笑んだ。 『あ…はい…』 口元が引きつる。 ドクン、ドクンと鳴り響く自分の心臓の音がひどく響く。 目の前の人物を見て、頭が混乱し、うまく話せない。 そのあまりの衝撃に変な汗が出てくる。 そこにいたのは… いつも私が見つめている彼だった。