海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜



「へぇ〜」

汐莉は少し驚きの顔をした後、車へと走った。


「やっとかな…。」

動き出した車の中で汐莉が呟いた。

「どうかした?」

「こうちゃんね…、もえちゃんの事、ともちゃんって呼んだの。」

「松浦がか!?」

「うん」