「ホントに、遠くに行くかもな…。スターになってさ。」 仁藤は浩二の言葉に頷いた。 「だからさ、これ…。サイン貰っちゃった。美由紀さんの初サイン」 「うわっ、いつの間に…。」 浩二が色紙に手を伸ばすと、仁藤はいじわるく引っ込めたりした。 それを繰り返していると…。