「しぃーちゃん…。」 「訳を聞いて、すぐにはわからなかったけど、今はわかってるよ。でも、私にはたっ君がいる。」 福永が大きく頷き、汐莉は一瞬微笑んだ後、真面目な顔になった。 「だからさ、すぐにどうしろだのって言ってるんじゃないし…。もうちょっと、前に進むべきと思うの。…こうちゃん、もえちゃんが演技に悩んでた時に声かけたんでしょ?すごく喜んでいたよ。で、今度のロケ楽しみにしてるよ。こうちゃんとの絡みがあるからって。」