海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜



「美由紀ちゃん…。」

「そんな声出さないで。これでも泣かないように頑張ってるんだから…。」

美由紀は、浩二を見つめたまま、黙り込んだ。


そして…。


「ハハッ、もうホントに浩二君ったら…やだよ…。大丈夫、大丈夫だから…。巴ちゃんが心配しちゃうぞ。」。

浩二の胸を軽く叩いた。