海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜



暫くして、壁の向こうから美由紀が頭をだした。

その姿を確認してから、

「シュウイチ…、さよならだね。せっかく、マキちゃんから気持ちを離したと思ったのに…。今度は………嘘つき!!。」

瞳に涙を溜めた仁藤は、浩二を暫く見つめてから、急に背を向け暗闇の堤防を走り去った。