海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜



「…言われてみれば…そうね…。芝居かかった時みたく、余裕なしだよね、さっきから。」

と、汐莉が頷いた。

「だぁ…、それを言わないでくれ…。結構必死なんだから。」

頭をかく浩二に仁藤は腕を絡ませた。

「な…なに?」

見上げてくる仁藤の視線に浩二はドギマギしていた。