「…言われてみれば…そうね…。芝居かかった時みたく、余裕なしだよね、さっきから。」 と、汐莉が頷いた。 「だぁ…、それを言わないでくれ…。結構必死なんだから。」 頭をかく浩二に仁藤は腕を絡ませた。 「な…なに?」 見上げてくる仁藤の視線に浩二はドギマギしていた。