海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜

「う、う…ん。」

浩二は、仁藤をチラ見した。

「こーちんが決めて。ともは、こーちんを信じてますから。」

「わかった…。美由紀ちゃん、ヒロインじゃないから悪いんだけど、手伝ってくれない?」

浩二の言葉に、美由紀は『双子の星』の台詞を引用した。