「舞台とは、違うけど…。勿体ないよ、あんたみたいな子が演じるのを辞めたら…。」 三厨は興奮が冷めやらぬまま、言葉を続けた。 「こうちゃんも…、誘ってあげたら?」 汐莉は、美由紀が視線を浩二に向けていた事に気づいた。