海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜



「舞台とは、違うけど…。勿体ないよ、あんたみたいな子が演じるのを辞めたら…。」

三厨は興奮が冷めやらぬまま、言葉を続けた。

「こうちゃんも…、誘ってあげたら?」

汐莉は、美由紀が視線を浩二に向けていた事に気づいた。