海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜



その時、美由紀の長い髪が夕陽を浴びて輝いた。

「あのさ…美由紀ちゃん…。」

浩二が喋り始めた時、

「美由紀ちゃんだっけ?映画に出ない?うちらが今、撮っているショートムービーに。」

三厨が、美由紀の両手を握った。