その為に仁藤の顔はますます赤くなった。 それを見た、浩二は、 「そんな…、ともちゃん…、そういう事は…、もうちょっと…。」 「なに?こうちゃんは、草食なんですかぁ?」 汐莉は浩二を覗き込んだあと、仁藤を見た。 「ところで、もえちゃん。」 「はい。」 改まった汐莉の声に仁藤は背筋を伸ばした。 「こーちんって呼ぶ事にしたの?キモくない?」 「タバいですよね。」 汐莉の言葉に矢神が続いた。